このブログのタイトルに「ミナミアオカメムシ」とつけてるくらいミナミアオが好きなのに、最近彼らをあまり見かけない。
正確に言えば何度か見かけてはいるのだが、たまたま止まっているのが人の家の表札、とかで、覆面姿で他人の家の表札の写真を撮っていたら確実に不審者なので、なかなか写真を撮るチャンスがないのだ(私は未だに「マスクもったいない」の呪縛から逃れられず、短時間の外出時は、サンガード用の覆面みたいなので凌ぐことにしている)。
しかし、先日、「イノシシ出没注意」とあちこちに貼り紙がされている公園を、死ぬほどビビりながら散策していたところ、ついにこいつを見つけた。
でもさあ、これってなんかちょっと、私が飼ってたのと違う気がする。多分、これはミナミアオカメムシではなく、ツヤアオカメムシでは?
アオカメムシには主に「ミナミアオカメムシ」、「アオクサカメムシ」、「ツヤアオカメムシ」がおり、その3種類は大変見分けが難しい。
これが私が飼っていた、ミナミアオカメムシ↓
ミナミアオカメムシは、ツヤアオカメムシに比べて肩パッドのところがそんなに張ってないらしい。
いや、でもこうやって見ると結構張ってるな。
なんかいまいち自信がなくなってきたが、さっきも言ったように、とにかくこの3種の見分けは難しいのだ。
亜種だとこんなのもいるし。
(ちなみに後ろで1匹死んでいる)
そろそろ、カメムシが肌寒くなって家の中に侵入してくる季節になってきた。
彼らは外では寒すぎるために、家の中の寒い場所で冬眠をしようと目論む。そして、暖房で部屋が暖まると春になったと勘違いして喜んで部屋を飛び回るのだ。
という感じで、数年前はミナミアオカメムシ(多分)を保護して越冬させようとしていたのだけど、冬眠して越冬しようとしているものを暖かい部屋に置いて餌を与えている状態で越冬させようと思ってもできるわけがなく、春までもたない。
1本、また1本と脚がもげ、ついに全部の脚がなくなってしまってそれでも生きてるやつまでいて、そこまでして生きてるものを殺すわけにもいかず、私は毎日脱脂綿にアクエリアスを染み込ませたものを口元まで持っていって水分補給させていたのだ。
本来であればとっくに死んでいるはずのところを、そんな状態で生きながらえても、虫にとっては到底幸せとは思えず、「このまま外に出したら凍え死ぬから」という情けから本当にかわいそうなことをしたと思う。
なので、今年、もしカメムシを家の中で見つけたら、今年こそは、寒い場所に置いて冬眠状態で越冬させることにチャレンジする予定。
今は亡きしーちゃんは、よくいろんな物を載せられていた。