ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

ミナミアオカメムシの思い出〜冬に採集編1〜

先週、いろいろあったものの、結局iPhoneを受け取りできたので、使い始めることができた素晴らしいiPhoneケース。

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なんか、汚すのが嫌で、更にこれをケースかポーチに入れたい衝動に駆られるくらい気に入っている。

 

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せっかくなので、今までのカメムシグッズまとめ。

餃子の皮はネックレス置き、茶色い木皿はヘアピン入れとして絶賛活躍中。

ランプは映画を見るときに使おうと思っていたが、目の隅に光が入ってくると画面が見辛く、

結局テレビの後ろ側にランプを配置するのが一番見やすいことに気づいたので、まるでランプカバーの意味がない。

 

このブログの一番最初の頃に書いた記事で、2016年の夏から秋にかけて、キュウリの葉っぱに生み付けられていたミナミアオカメムシの卵を孵化させて成虫まで育てたということを書いたのだが、

そのあとも何クールかカメムシを見守ったことがあったので、続きを書こうと思う。

2016年の秋頃、成虫になったミナミアオカメムシを、私は自然に返した。

この行為に関しては、虫好きの間でもどこからどこまでがセーフか、と色々考え方があるし、

まあ基本的にはペットを飼った以上、そのペットが死ぬまで面倒を見なければならないというのは鉄則ではあるのだが、

私は、虫の場合は、卵、あるいは幼虫を飼育して成虫を元の場所に戻すのはほとんど問題ないと思っている。

よっぽど大量にやった場合は、本来よりも数が増えてしまうので、妙なことになる恐れもあるが、組織規模でやらないと無理だと思うし。

もちろん、全然生息域の違う場所に放つのはもっての外だ。

 

で、秋に成虫を放ち、冬になると、彼らは寒すぎて戻ってくるのだ。家の中に。

もちろん、私の飼ってたカメムシか知らん。多分、違う確率の方が高いだろう。

とにかく、寒くなってくると彼らは、冬眠をする場所を探し始める。

外では寒すぎて凍死してしまうので、家の中の暖房の暖気の届かない比較的寒い場所や物置などの屋内で冬眠をする。

 

しかし…当時、私がいた会社は建物がすさまじく古く、基本的に人がいるところしか暖房を入れず、ちょっと離れたラボで作業をするくらいだったら、暖房は入れず、ささっと終わらせて安全区域に戻る。

という感じだったので、カメムシの期待とは裏腹に、そこは室内ながら、屋外と同じくらい寒かった。

なので、こういう悲劇が度々起こっていた↓

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 屋内に入り込むことに成功したものの、なぜか死ぬほど寒いので、食器洗いネットで暖を取ろうと潜り込み、そんな努力も虚しく凍死したカメムシ達。

ネットの中に5匹くらいいたが、全部死んでる。恐怖のカメムシマンション。

 

上記に書いたように、私は、このカメムシが自分のカメムシだったらどうしようと思うと、居ても立っても居られないので、見つけ次第、捕獲し、暖房完備の場所で大豆を与え飼育していた。

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幼虫から育てた時と違って、一度自然界の厳しさの中を生き抜いているので、味があってかっこいい。

 

ちなみに、自然界の厳しさを全然知らない状態はこちら↓美しい

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↓再度、冬に採集した組。

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こいつはなぜか腹が凹んでいる。

 

そして、年末年始になると会社が休みになるため、私はカメムシ達を家に連れて帰ることにする。

そして家族まで巻き込んだカメムシ地獄が始まるのであった。

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うちの猫とも仲良し

※本当は中に何が入っているか、理解していないだけ、というか興味がないだけ