ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

ゴキブリとカブトムシの違いについて

カブトムシとゴキブリはすごく似ているのに、なぜゴキブリだけそんなに嫌われるのか。

このテーマを書くにあたって比較のためにゴキブリを入手したかったところであるが、残念ながら、見つからなかった。

会社で見つけたとしてもさすがにその場で写真を撮っていたり、捕まえて持って帰ったりしているのを見られたら、迫害を受ける恐れがあるし、そもそも、前回私が洗剤で殺してから現れないのである。

うちのブリちゃん(カブトムシ♀)の脚がいつの間にかちぎれていた。

カメムシ飼育時も脚が千切れる問題はよく発生していたが、調べたところによるとカブトムシも同じのようである。

まあそれは仕方ない。

それより、この腹を。ブリブリと。

動かすのですよ。捕まえると。もうゴキブリにしか見えない。

ゴキちゃん(カブトムシ♂)はツノがあるためかゴキブリっぽさは低め。愛らしくケースの縁にしがみついている。

接写すると結構すごい。鼻?の辺りについてるのはうちの猫の毛かと思われる。

 

と、こんなところで、冷静に分析すると、ゴキブリとカブトムシの違い、というのは、主に生息地の違いかと思われる。

ゴキブリの最大の嫌われどころは、やはり排水溝など大変汚い場所から上がってきて、その辺にいる、食べかけのものを食べる、などなど。

私からすると、別にスマホとかパソコンのキーボードとか相当な量の菌がいるというのに、食事中にスマホを触ったからと言ってわざわざ手を洗って食事の続きをしている人、というのは、どちらかというと少数派だと思うので、そんな行為を日常的に行なっているならば、別にゴキブリそんな汚くないんじゃないの、と思う。

とはいえ、カブトムシは、森林で暮らし、私たちの生活圏に向こうから接触してくるということは、居住環境にもよるが、かなり少ない。

そう、人間の生活、家に侵入してくる、という点がゴキブリの難点でしょう。

でもそこに勝手に家を建てたのは人間だし、侵入してくるものを攻撃するなとは言わないけど、そこまで忌み嫌わなくてもいいんじゃない、と考えながらネットを見ていると。

ある情報が目に止まった。

ゴキブリは人間が寝てる間に耳に侵入してくるらしい、という話は前回か前々回に書いたが、

なんと、ゴキブリは人が寝てる間に人の口から水分を摂取することがあるらしい。

そして、知らず誤飲していることもあるらしい。

 

らしい、と言うのは、いろいろ調べたけれど、どうも噂の範囲にすぎないようで、真偽の程は不明。

でも本当だとしたら、そりゃ流石に嫌われますわな、と思った。

しかし、である。

これが真実だとしても、私はゴキブリを誤飲したことは多分、ない。

なぜなら、私は寝る時にものすごく力んでしまう癖があるため、朝になると、歯が痛く、舌の側面や頬の内側には歯形がついており、身体中の筋肉が疲れ切っているからだ。

夜中に目が覚め「いかん、またスポポビッチ(ドラゴンボールに出てくるなんか操られて常に全身の血管が浮き出るほど力んでる人)みたいになっている、力をゆるめよう」と何度も思うのだが、結局朝になるとやっぱりスポポビッチになっていた痕跡と共に起きるしかないのである。

マジで、病院とか、マウスピースとか、なんか考えないとまずい、と思っていたのだが、これがゴキブリの誤飲を防ぐためのスキルだとしたら…?

治さないほうがいいのか?

 

まあ、それは冗談として、私が言いたいのは、ゴキブリを嫌うことや、嫌いな人がいるのは仕方ないとして。ゴキブリを嫌いと主張するのもいいとして。もちろん私もゴキブリを殺すし。

ただ、ゴキブリに対してならどんだけ嫌悪感や憎しみを持ってもいい、という、なんか、そういう流れが過剰過ぎやしないか、ということだ。

大袈裟かもしれないけど、特定の対象を決めて、みんなで蔑んだり攻撃していい、とするのは、ジェノサイドに通ずる思考ではないかと時たま思う。

何回も書くけど、決してゴキブリが嫌いな人を批判するのではなく(そんなことをしたら世の中のほとんどの人を敵に回すことになるし)、

別にゴキブリはゴキブリで生きてるんだから、自分の縄張りに入ってきたものを殺すのは仕方ないとして、もうちょっとリスペクトの精神を持ってもいいのではないか、と思う。

まあ実際本当に家がゴキブリだらけになったらそんな甘っちょろいことは言ってられないだろうけど。