外猫を家に入れたことのある人、あるいは飼い猫を外に出している人は知っている人も多いと思うが。
猫の尻からは結構虫が出てくるという事実。
これがもう本当厄介。
見た目からしてかなりやばい様相の虫。4mm程度。伸び縮みするのでもっと大きく見える時もある。
その昔、海外ドラマXファイルに「うず虫男」という、下水道に人間ほどの大きさの寄生虫が潜んでいて人間に寄生するという恐ろしいエピソードがあったのだが、
まさに寄生された人が吐き出していた虫そのもの(というかまあ、ドラマがこの手の条虫を元にデザインしたのだろうけど)。
最初に書いたように、私の実家も昔は猫を外に出していたし、飼った猫はみんな元野良猫だったため、まあ、割と見慣れた存在ではあるものの、
やはり条虫を発見した時の心境はものすごい不快である。
先日うちにやってきた猫は無事去勢手術を終え、多少声も小さくなり、一時は具合が悪くなったものの復活し、
復活したと思ったら元気に尻から虫を産み始めた。
というか、うんちをするとほぼ100パーセントいる。うんちをしていない時でも、尻周りをチェックすると、大体60パーセントくらいの確率で虫を産んでいる。
もちろん、見つけ次第、ティッシュで取って捨てるのだが、もはやこの虫を見てもあんまり何も思わなくなってきた。
私の家に来る前に、ブロードラインという寄生虫駆除とノミ駆除の薬をしてもらっているので、 そのせいで虫が体外に排出されているものと思われるが、いつまで続くか不明。
その薬は1ヶ月に1回しかできないため、今月末までいなくならなかったら、追加で薬を使う、それまでとりあえず様子を見るしかない。それでもいなくならなければ、飲むタイプの虫下し。
というのが、獣医さんや知り合いの意見を総合して出した計画である。
この虫は、ちなみに尻から産み落とされてしばらく経つとこのようなゴマそっくりの姿に乾いてしまう。
これはまだ乾きかけくらいだが、完全に乾くともうゴマそのものである。
嫌いな人にそれで胡麻和えを作って食べさせたらどうなるのかと
今回この虫について色々調べたら何点か勘違いをしていたことがあった。
・尻から出てくる小さい虫は幼虫ではなく、中の本体が千切れて一部が出てきている。
・ゴマ状のものは卵だと思っていたら上記の通り、時間が経って乾いた条虫の一部である
それを確かめた結果がこれ。
ゴマに水をかけてたった3分!
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あらまあ、あの見慣れた尻から出てくる虫に!
果たしてこれはまた動き出すのかしら。
と思ってちょっと見ていたのだが段々飽きてきて、とはいえ、目を離してる隙に「あれ!いない!」などというホラー映画かサイファイ映画の序章のような展開になっても嫌なのでハイターかけて捨てる。
(ハイターをかければ世の中の都合の悪いものの80パーセントは滅される)
この後、さらに動いている虫をカッターで切って切断された両方がトカゲの尻尾のように動くのか、という実験も行ったが、カッターの切れ味が悪く、何回も切っているうちに、なんだか自分の行為に対して胸が悪くなってきたので、ハイターをかけて捨てる。
多分、動く。以上。
飼い主の奇行に猫ドン引き。
私はお前を助けるために危険を冒して色々実験しているんだぞ。
ところで、猫の名前、「ブルー」に決めました。
ジュラシックワールド新シリーズのラプトルの名前からです。
歯肉炎で歯の調子があまりよくないので、ラプトル並みに丈夫な歯になって長生きしてくれればとの願いを込めて。
名前ブルーにしたよ、というと「ああ、怖がりだからブルブル震えてるブルーね」と勘違いされるくらいビビりなので、ちょっとしたことですぐ怒られていると思って逃げていってしまう。
ジュラシックワールドで、ラプトルたちはこのクリッカーのカチカチという音を合図に調教されていたので、これでうちのブルーもしつけてゆくゆくは獰猛な番猫にしよう、と入手したところ、これの発する音が想像よりも死ぬほどうるさかった。
当然、ビビリのブルーにこんなものを使ったら一生嫌われてしまうに違いなくお蔵入りに。
というか、ブルーの鳴き声以上に近所迷惑になりそうなくらいうるさい。