ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

ミナミアオカメムシ その2

卵から孵って11日目

まだまだこんなに小さいやつもいるかと思いきや…

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既に緑色になったやつもいる。

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この状態まで成長すると割とカメムシっぽくなってくるが、それ以前の姿はテントウムシの一種と混同されることも多い。

 

卵から孵って14日目

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左の腹部の色が赤い個体は、まだ脱皮の回数が少なく背面が黒で、右の腹部が緑の個体は背面も緑色に変化している。

脱皮の回数を数えていれば良かったのだが、結構な頻度でそれぞれに脱皮するので、一日中観察するか、個体にマーキングでもしていない限り難しい(しかも脱皮したらどっちみちマーキング取れる)。

あるいは本当に1匹ずつ隔離して飼育すれば可能なのかもしれないが、群れているのが好きな幼齢のカメムシ達を引き離すのもかわいそうなので、このまま観察を続ける。

 

卵から孵って16日目

未だに黒い個体と緑色の個体が混在する中、成長が早い個体に赤い縁取りが見られた。

光に透かすととても綺麗。

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卵から孵って18日目。

ようやく全員が緑色の姿に。黒いやつは抜け殻。

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ちなみに、餌は何をあげているかというと、孵化直後にキュウリの葉っぱと稲を与えた後は、ずっとアクエリアスを脱脂綿に染み込ませたものと大豆(無農薬)。

大豆が取れる時期に冷凍しておいて、水を張った容器(湯飲みなどでok)に皮から出した大豆を一晩漬けてふやかして、爪楊枝などに刺して立ててあげると尚良い(カメムシは高いところが好きなので)。

ちなみにこの頃は普通に大豆が手に入ったのだが、冷凍ストックが尽きた頃に飼育していた時は、Amazonで無農薬大豆をお取り寄せしていた。

 

さて、大きくなってもまだ群れていたいようで、基本的に6匹みんなで群れを作っているか、2匹と4匹のグループを作っていることが多い。

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その3へ続く。