ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

カメムシステンドグラス(第一弾)と、どうでもいい話

昨日からカメムシのステンドグラス風ランプカバーを作るために、ノコギリで木材を切って枠組みを作ったりしていた。

下絵を描いて、

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ガラス絵の具で枠線を描く。

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下地はプラバンを焼かずに使うことにした。

100均を2軒回ったのに、赤、黄、緑、水色、黒のガラス絵の具しかなかったので、

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仕方ないので、それで色付けをしたが、なんか、私が思ってたのと違う。

乾く前の段階で、どうしても気に入らず、修正した箇所が汚くなっているのもあるのだけど、なんか、違う。

尻から流血してるように見えるのもなんか嫌だ。

あと、絵の具を混ぜて黄緑を作って塗ってみた幼虫バージョン。

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これもなに、このザリガニが住んでそうなドブ色。

まず第一に、ガラス絵の具…ちょっと私が思ってたのと違う…。

本当はレジンを使おうと思ってたんだけど、コスト面からガラス絵の具を採用したら、微妙な結果に。

あとデザインと配色がめちゃくちゃなので、もう少しステンドグラスを研究して、まじめにレジンでやり直そう。

また来週かな。

 

ところで、今年も、もう残りわずかなわけだけど、改め振り返る間でもなく、大変な一年となったことで仕り候。

去年の今頃は、まだ誰も(一部を除いては)まさかこんなことになるとは知らなかったわけで、私は12月末のタイで開かれる結婚式に参列するために、健康には至って気をつけており、それがために、「並んでる間に風邪でもひいたら大変!」と去年も例の栗饅頭を買いに行かなかったんだったなあということを思い出す。

 

まあ、いいんだ、栗饅頭のことは。

 

私は今年もあの和菓子屋さんのご夫婦が、こんな時だからこそみんなを元気づけたいと、毎日元気に栗饅頭を焼いて、みんなが喜んでいるだけで良かったと思うよ。

私はめんどくさいので買いに行かないけど。

 

ああ、あの店がうちの隣だったら良かったのに。

 

と、思うが、実際そうなったら、年末の時期は人がたくさん来るわ違法駐車はするわで全然良くないと思う。

 

なんかあるよね。心にもないことを戯れに願ってしまうことって。

 

蛇口からコーラが出てきたら良いのに、と思ったことがあるけど、実際そうなったら、家事はできないわ、風呂には入れないわ、蛇口及び、コーラタンクの定期的なメンテナンスが必要になるわで全然良くないと思う。

 

生理の時、「生理です」っていうアイコンが頭の上に出て、みんなが私をできるだけ労ってくれればいいのに、とたまに思うけど、実際そうなったら、やっぱりそれは赤の他人にまで知らせる情報じゃないし、弱っていると知って攻撃してくる人もいるかもしれないし、最悪の場合、変質者に目をつけられる恐れもあるし、全然良くないよね、という程度の浅はかな思いつきなのに、実際店員に生理バッジをつけさせて大炎上してしまった大手デパート。

いまだに、思い出しては笑える。

 

まあ、いいんですよ、そんなことは。

大企業がポカやらかして大炎上するところをニヤニヤしながら生暖かく見守る。

そんな平和な世の中が来年も続きますように。

 

ちなみに私の歴代のお気に入りは、資◯堂の「疲れが顔に出てるうちはプロじゃない、だからどんだけ過労死寸前でもうちの化粧品使って可愛い女の子でいましょう」&「25過ぎたらババアだから、うちの化粧品使って綺麗なババアとしてアップデートしましょう」ってやつ(もちろんいくらなんでもそんなことは言ってないが、結果としてそれくらい喧嘩売ってるメッセージになってしまったという話)と、

生理用品メーカー、ソ◯ィの「女の子の生理に男子は迷惑してる!だからタンポンを使いましょう!」っていうやつ(これは本当にそう言ってた)。

これを炎上商法ではなく、素でやっているのだから、もう笑いすぎて腹がよじれる。

最近ではタイツメーカーのア◯ギがやらかしたけど、あれはTwitter担当の個人がうっかり、というやつなので、あんまり叩くのはちょっとかわいそうかと思ってます。

 

こんなことやってないでとっとと部屋を片付けよう。

 

 

 

【てんとう虫】【蛾】幻の栗饅頭

鳥栖の和菓子屋さんが毎年、年末限定で栗饅頭を売り出すのだが、場所が微妙なために毎年買いそびれている。

駐車場があるにはあるのだが、店の前に行列が出来るほどの人気なので、そこに駐車できる可能性は低く、違法駐車する車やらで、運転が苦手な私からすると毎回通るたびに地獄絵図の様になっており、と言って、駅から歩くと結構あるので、めんどくさい。

と、いう、和菓子屋さんの栗饅頭を今日こそは買いに行こうと思って、外に出る所までは行ったのだが、猛烈に面倒になり結局やめた。

いつになったらあの栗饅頭が食べれるのだろう。

 

結局、朝からまたカメムシの工作をして、散歩して、寝て、シュウマイを山ほど作って(何故か一昨日くらいに突然シュウマイを山ほど作りたいという衝動に駆られたが、作り始めて5秒で死ぬほどめんどくさくなり、公開した)、昼寝して1日が終わる。

 

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散歩に出てもなんかよくわからない卵とかしかないし。

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死にかけた蛾。風を避けるために一生懸命、葉っぱの下など隠れる場所を探していた。

なんか暗い気持ちになったが、もしかしたら死にかけているわけではなく、夜行性で昼間はこうして隠れているのかもしれない。

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てんとう虫は潰れているし。

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これ、死骸じゃなくて生きているてんとう虫。歩いていた。

冬になり、多くの虫たちが繁殖活動を終え、残りわずかな命を懸命に生きている。

次に繋げるために。

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カマキリの卵。

 

来週こそは栗饅頭買いに行こう。

 

先週に引き続き、ミナミアオカメムシの工作をする

さて、先週、一時は餃子の皮になりかけた皿。

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水性ニスで仕上げました

本当はずっと欲しかったスプレー式のニスがあったので、この機会に買おうと思って調べていたら、それはアクリル絵の具の上には使えないことが判明。

それで、何年も前に買ったパジコの水性ニスを、蓋のところが固まっているのを無理矢理開けてみたら、まだ使えたので、結局それで仕上げた。

 

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色々やってはやめるので、大体のものは揃っている私の工具箱たち。こいつらのせいで机の下で脚をブラブラ出来ない。

かつて、レジンから、プラ板、粘土とか、色々なものを作ったが、誰でも作るようなアクセサリーを見せても面白くないので、おそらく私以外に作る人はいないであろう作品をお披露目。

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なんだかよくわかんないけど、飼ってたナミアゲハの幼虫が脱皮した時の脱皮殻をレジンで固めたもの。どうしようもない。

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横から見るとこんな感じで飛び出ています。金持ちの家に飾ってある鹿の頭の剥製の様なイメージですね(?)

次は、みんな大好き、ミナミアオカメムシのブレスレット。

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赤丸部分には飼育しているうちにモゲてしまったミナミアオカメムシの脚が封入されている。

あ、別に私の飼育が荒くてモゲたのではない(と思う)。

ミナミアオカメムシを飼育下に置くと、やはり、自然界ではあり得ないほど長生きするので、本体部分よりも脚にガタがきて一本ずつモゲていくのだ。

前も書いたけど、やはり虫は自然の中で自然に死んでいくのが一番幸せだと思うので、いくら飢え死にしそうになっていても、凍え死にそうになっていても、できるならあまり保護はしないほうがいいと思う。

もし飼育するなら、幼虫を保護して育てて、大人になったら放すとかが本人たちにとっては、一番いいかと。

人間よりも、猫よりも、生きる目的が、ただ、生きること、なので、そこを不自然に生き永らえさせても、不幸なんじゃないかと、あくまでも、私が見ていた上で感じたことだけど、そう思う。

と、いう、戒めのブレスレット。 

ちなみに一回もつけていない。

 

そして、最後は、歯のジップチャーム。

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ご安心ください。本物の歯ではありません。

私の抜いた親知らずから、「おゆまる」というお湯で柔らかくなる粘土の様なもので型を取り、樹脂粘土を型にはめ、アクリル絵の具で歯の黄ばみを再現した後、レジンでコーティングする、という、歯科技師ごっこをした時に作ったもの。

 

これも一回も使ったことはない。

 

まあ、そういう感じで、どうしようもない創作物が山ほどあるのだが、この前、餃子の皮、じゃなくて、皿を作った時に、アクリル絵の具面白いなあと思って、セリアで買った皿にもミナミアオカメムシの絵をつけてしまい、また、どんどん創作物が増えていくのだ。

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カメムシ雑貨屋さん。

 

更に、樹脂粘土が出てきたので、ミナミアオカメムシ製作。

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完全に解剖中の図

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出来たけど、これ、相変わらずどうしようもないな。

これ単体だと足の強度が弱すぎるし、かと言って何かに貼りつけてしまうとせっかく腹部部分まで作ったのに、見えなくなるのがヤダ。

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なにか、ガラスとかの外側に貼りつけるか。

そういえば、ミナミアオカメムシには口針があるので、それもハリガネで作ろうとしてたら、うまく貼り付かなくて、後で接着剤かなんかで貼るか、と思ってたらどこか行ってしまった。

多分、そのうち、痛い思いをすることになる気がする。

ていうか掃除しよう(手芸にハマると部屋が大変なことになる)。

【蜘蛛】チャスジハエトリのグルーミング

夏から秋にかけて、チャスジハエトリの一家が我が家でピンピンしていたのだが、最近見かけないので、うちの食料(小さい虫)を食い尽くして引っ越して行ってしまったんだろうなーと思っていたら、最近になって、またちょいちょい見かけるように。

なんか虫がいるんだろうね。どこかに。

 

砂糖水で接待

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影ができてしまってよく写ってないが、接待中は、ちょっとでも動くとクモがびっくりして逃げてしまうし、光にも過敏に反応するので、フラッシュもなかなか使えず、難しいのだ。

 

砂糖水を飲んだあと、グルーミングするチャスジハエトリがあまりにも可愛かったので、久しぶりの動画。

音楽はもう、やっつけになってしまって、正直テンポがおかしくて気持ち悪いので、音無しで観ていただきたいです(ならつけるな)

youtu.be

 

私は、「こういう曲を作ろう」と思って作るんじゃなくて、「なんとなくいじってたらこういう曲になりました」、という感じの作り方しか出来ないので、暇な時にボチボチ作って溜めていて、「禍々しい感じの曲」「なんかゴツい感じの曲」「ちょっと可愛い曲」とか、色々あったんだけど、この前、ストレージを整理してた時に間違えて全部消えてしまった。

 

まあ、いいんだ。どうせ、曲なんてものでもなかった。

 

ところで、蜘蛛といえば、フィリピンでは、今でも闘蜘蛛(蜘蛛を戦わせて賭けをする)で逮捕者が出ているようで。

 

蜘蛛への虐待ではなく、賭博の方で捕まるわけだけど。

 

この前、フィリピン人の若い先生が言ってたんだけど、子供の時にみんなマイ蜘蛛をマッチ箱の中に飼ってて、3日間、絶食させて飢えに飢えた蜘蛛は非常に凶暴になるため、それを戦わせて遊んでいたらしい。

今になると、なんちゅう残酷なことをしてたんだと思う、と言ってたけど。

 

ちなみに調べたところ、日本でも昔は殿様辺りまで闘蜘蛛という遊びをやっていたそう。

 

私は、地獄に落ちた時に糸を垂らしてもらえるかもしれないので、蜘蛛は殺さないことにしているが、よくよく考えると、あれは垂らしてもらったところで結局ダメでしたというお話なので、あまり意味がないのかもしれない。

 

ミナミアオカメムシの皿を作る

今週末は楽しい苦行のレジン遊び。

先週、私にしては、高級なネックレスを買ったのだが、まだ一回も身につけてないのである。

別にもったいないとかそういうのじゃなくて、本当は早く着けたくて着けたくて仕方なかったのだが、こんな時に限って首のところを寝てる間に掻き壊してしまい、その跡が何か誤解を引き起こすような感じになっていたので、出来るだけそこに注目を集めたくなく、着けることが出来なかったのだ。

ネックレス以前に、ああいう時ってみんなどうしてるのだろう。

私、タートルネック嫌いだから持ってないし、前に絆創膏貼ってたら余計目立つらしく、総ツッコミを受けたので、もう最近は放置している。

夜中に夢と現実の狭間で「あ…掻いてる…いかん…掻いたらいかん…」と思うのだけど、そのまま寝てしまい、朝起きたら傷だらけになってるんだよな。

 

で、話が逸れたが、そもそも私、指輪以外、アクセサリーをあんまり着けないので、どうやったら身につける習慣をつけることができるのか、且つ、紛失しないのか、ということを考えた時に、アクセサリートレーに置いて枕元に置いて毎日つけるようにしたら習慣づくんじゃないかと思ったのだ。

 

それでアクセサリートレーになるようなものなんて、100均にも売っているし、なんなら家を探せば何かしらあると思うのだが、生半可なものに置きたくなかったので、自分で作ることにした。

前回、レジンをした時にあれほどモールドを買ったほうがよかったという事を書いたにも関わらず、

www.minamiaokame.com

今回もモールドなしで行きます。

皿をモールドなしで作るとかさすがに無理じゃないかと思ったんだけど、YouTubeを見ていたら、半硬化したレジンを型にはめて皿の形を形成する、という技を使ってる方がいらっしゃって。

youtu.be

でもこの超絶器用そうな方でも丸いシリコン型は使っているというのに、

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懲りずにまたクリアファイルで、なんとかしようとする私


今回は、テープで三重に貼り、試しに水を入れて数分放置して漏れないかテストした上で、前回と同じく、グルーガンで底を固定したので大丈夫大丈夫。

漏れなかったよ。

ただ

 

 

 

 

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餃子の皮が出来ました

やはり、モールドは必要だったか(だからこの前から言ってる)。

 

しかし、ここまできてやめるわけにいかない。

簡単に書いてるけど、私の使ってるレジンは冬場は完全硬化するのに24時間かかるので、半硬化したタイミングを見計らって成形するには、常に気にかけてチェックせなばならず、かなりめんどくさいのだ。

昼寝して起きて見たら、まだ全然固まっておらず、晩御飯食べた後に爪楊枝でつついてみたら、ねばねばでとても成形できず、(この状態で焦って型から出すと、ナウシカ巨神兵状態になってしまう)散歩がてら近所の居酒屋でウニと蟹味噌を食って帰ってきたら、まだ全然変化がなかった。

ほとんど、食って寝てただけじゃないか、というのはさておき、夜中0時を回って、もういいや、巨神兵でも、という気持ちになり、むりくり型から外して成形した巨神兵を別の型にはめて、朝起きて、むりくり巨神兵を型から外してみたら、餃子の皮になっていた。

 

ここでやめるわけにはいかない。

 

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フチをヤスリで綺麗にしてアクリル絵の具で装飾してみる。ほら、これ、皿だよ、皿。

あるじゃん。たまに。気取った輸入雑貨屋とかに誰がこんな使いにくそうな皿つかうねんみたいな、皿。

 

で、このままではちょっと寂しいので、カメムシの絵を描くことにする。

写真はこちらの本から抜粋。

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自分でしろくまプリントで作ったカメムシフォトブック

と、思ったけど、なんか、この本、私が描きたい「成虫の背面」のアップがあんまり載ってない。

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ダメじゃん、この本。

 

というわけで、結局iPadにある写真を見ながら描く。

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しかし、ここで問題が発生した。

筆がない。

正確にいえばあるのだが、でかい平筆と、まあまあでかい平筆と、ネイル用の超ちっちゃい筆しかなく、肝心の普通の丸筆がねえ。

 

弘法筆を選ばず、というが、それは100均の筆だろうが匠の筆だろうが、関係ねえよということを言ってるのであって、流石の弘法大使も筆の大小くらいは選びたいのではないかと思うし、そもそも私は弘法ではない。

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それでも描くしかないんだ!!(懐かしの医龍の朝田先生風に)

 

だって外に出るのめんどくさい。

 

 

 

そして、出来たのがこちら。

 

 

 

 

 

 

 

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もう、餃子の皮とは言わせない

もちろん絵は微妙ですが、あのダイソーのヘナヘナのネイルブラシで描いたにしては上出来ではないでしょうか。自分で言うのもあれだけど。

 

あとは、スプレー式のニスを吹きかけたら完成。

 

持ってないので、続きはまた来週だな。

 

クマムシとダイヤモンド

この前、久しぶりに鶏モモチャーシューを作ってたんだけど、

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いつも思うけど、クマムシに似てない?

それかなんかちょっと卑猥なものにも

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こういうやつ。体長2mm弱程度。核戦争で世界が滅亡してもこいつだけは生き残ると言われている世界最強生物。どこにでもいる。

私は大体の人は今まで相当数のクマムシを食べているのではないかと睨んでいる。

 

最近、ブログがどんどん虫と遠ざかっているという指摘を約一件受けたので、虫の話をしました。

いや、クマムシは正確にいうと緩歩動物という分類になるので虫じゃないか。

 

言い訳をすると、今日も用事があったので、その前か後に虫を撮りに行こうと思ってたんだけど、なんか予定外のことが色々あり、大変に心がかき乱されていたのでやめた(今思うと、そういう時こそ、ネイチャーの中で写真を撮るとかそういうことをするべきだったのではないか)。

それであまりにもムシャクシャするので、なんかアホな買い物をしてやろうと思って、ショッピングモールをうろうろしていると、美容整形外科があったので、そうだ、イライラするから整形でもしてやろうかと思って病院の前にある施術メニューを見ていたのだが、豊胸なんか今更しても邪魔なだけで何か良いことがあるとも思えないし、シミもまだ消すほどないし、背を伸ばすのは無理だし

 

誤解を覚悟で言うが、外科的処置をしてまで治したい所など、私には、ない。

 

いや、もちろん、客観的に見たらあると思うけど、別にそれも個性じゃん、と、思える人は整形なんてしなくていいし、どう頑張っても思えない人はすればいい、というものだなーなどと思いながら、美容整形外科の前で何回も自動ドアを意味なく開けてしまいながら結論を出し、

 

そのまま帰るのもアレだったので、高級化粧品でも買ってやろうかと思いつつ、化粧品売り場に行ったのだが、私、以前、化粧品関係に勤めていたために、数万円の化粧品でも500円の化粧品でも原価はさして変わらないことを知っているので、買ったところで気分が良くなるとも思えず、ここも素通りし、

 

それでそのまま帰ったのかと言うと、こういう心境の人が1番足を踏み入れてはいけない店に足を踏み入れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これでございます。

 

なんか鑑定鏡みたいなのまで一緒について来たので、これは虫の観察をする時に使えるかもしれん。

 

ちなみにお値段は、私と同年代の女性からしたら、まったく高いものではないというか、寧ろ安いのかと思うけど、私は今まで相当お金にシビアな人生を送ってきたので、アクセサリーに1万円以上出したことがなく、これは私にとって、アクセサリーに出すには相当な金額であった、ということだけ書いておく。

 

ところで、私、これ一括で払いたかったんだけど、店の人が仕切りに月賦を勧めるので、金利も大したことがなかったし、そうすることにしたんだけど、ああいう店って月賦で買わせたほうが利益が出るのか?

それとも月賦というメクラマシによって高額なものを買わせる戦略なの?

 

車以外でローンを組んだの初めてだったので、手続きをした後、店員さんから品物を渡されて、「お金をなにも払わず、クレジットカードを出すこともなく、このような高額のものを持って帰る」と言うことが私の感覚として理解できず、本当に持って帰って良いのですか?と何度も店員さんに聞いてしまい、不審がられた。

なんか今でも警察が来るような気がして不安で仕方ないのは、後日郵送の口座番号をまだ投函してないからだ。明日朝一で出す。

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覗くと星が見えます。頭がクラクラします。

 

※私が貧乏性なので過剰にビビっているだけで、決して無理なローンを組んだわけではないので、ご心配なく。

 

私がアニメを観ない理由

多くの人を敵に回す覚悟で、今回アニメの話を書こうと思う。

なぜ敵に回すかというと、タイトルにもあるように、私はアニメを一切観ないことにしているというか、はっきり言って無理だからだ。

 

「こいつ、アニメってだけでくだらないと決めつけて、人生損してるな。」

 

と、思うだろう。できるなら私も人生損したくないので、アニメを観たい。

 

私がアニメを観れなくなってしまったのには理由があって、それは学生時代、15年以上遡る。

 

当時、私は、役者を目指しており、とある学校に通っていた。

その学校は、大きく分けて「俳優コース」「声優コース」「ダンスコース」「ミュージシャンコース」に分かれており、私は1学年に10人ほどしかいない「俳優コース」の学生だったのだ。

この学校に入学するまで、私は、特にアニメに対して偏見とかなかったし、そのうち自分もハマってみたいくらいには思っていた。

が、この学校に通い始めて、どうも「声優コース」の人たちの様子がおかしいことに、かなり最初の段階で気がついた。

 

まず、誤解がないように書いておくと、一部の人たちはまともだったというか、なんなら学業とアルバイトを両立させながら大変な努力をしている人もいた。

1割くらい。今でも連絡を取ってる人もいる。

 

と、これは「声優コース全員のことを言ってるわけではないんだよ」、と前置きをした上で、15年来の恨みを全部書く。

 

まず、皆さんもご存知かと思うが、声優というのは、並々ならぬ努力をしてほんの一握りの人間がなれる職業であり、それは枠の少なさと、技術に対するごまかしの効かなさからすると、俳優よりもさらに狭き門である。

にも関わらず、「声だけなら私もできるかも」という安直な考えで「声優コース」を選ぶ人が非常に多く、さっきも言ったように、私の学年にいた40人の声優コースの9割がこのような人たちであった。

実際、現代の声優は声だけじゃなくて見た目も当然重視されるし、

表現の幅に動きや表情などを使うことができる俳優に対して、声だけという限られた範囲でそれを行わなければならない声優は本来よっぽど難易度が高いにも関わらず、である。

 

まあ、安直な考え、ただ好きというだけでやってみるということに関しては、まったく問題ないというか、寧ろ、どんどんやったほうがいいと思うのだが、問題は彼らが超絶的な個性を持っていることである。

 

以下、私が耐えがたかった学生時代の出来事。

 

若い女性なのに、外見がおっさんのような人がたまにいる、髭が生えている人もいる。そういう学校なので見た目には気をつけるように採算言われているにも関わらず。

 

 ・なんか、すぐに集団内で謎の家族構成を作りたがる。仲のいい人同士でやってる分には別にいいが、勝手に人を巻き込む。勝手に人を「姐さん」などと呼ぶ。

 

・ちょっと短いスカート を履いていると「ハアハアしちゃう」などという気持ちの悪い感想でコミニュケーションを取ってこようとする。しかも1対1だと怖いのか絶対話しかけてこない。集団(彼ら風に言うと家族)の時のみ、私に話しかけてくる。

 

 

・声優コースが授業に使った後の教室が異常に臭い。

ダンスコースのほうがよほど汗をかいているにも関わらず、声優コースが使った後の教室は、耐えられないほどに臭い。私も、最初は人に対して臭いとか言ったらいけないよねと思っていたが、あまりの嫌悪感に、そのうち声優コースがまだ教室にいるのに、消臭スプレーを振り撒くようになった。しかし、鈍さゆえにそんなあからさまな行為をしても何も気づかない。

ずっと声優コースを見てる先生曰く、彼らの中には一定の割合で、アニメやゲームに夢中で風呂に入るのを忘れる、という人が必ず毎年いるらしい。そういう人たちは実家にいる時は両親に尻を叩かれて入っていたものの、寮などから通うようになった学生は、誰も声をかけてくれる人がいないので、永遠に風呂に入らないらしい。

 

・1人だと話しかけても聞こえるか聞こえないかくらいの声でしか返事をしないくせに、集団になると異常にうるさい。

 

 ・下ネタやネットスラングをリアルな世界で多用する。5ちゃんねる(当時は2ちゃんねる)を見ない人には意味不明だが、私には痛すぎて聞いてられない。

 

 

 

それでもまだ中には「オタクをバカにすんな!」「そんなん個性じゃん!」と、憤る人がいるかもしれない。

 

うん、そうかもしれん。

 

私も世の中にそういう人がいてもいいと思ってるし、なんなら自分だってたまにコミュ障じゃないかと思うこともあるし、ズレていることを言ってることも多々あると思う。

 

ただ、ここは学校だ。

そういうやつらと、木刀でボカボカ殴る厳しい殺陣の先生に挟まれて課題をこなさねばならんのだよ。

 

その課題というのが、ミュージカルやら、日本風の舞台やらだったのだが、まず、声優コースの中の9割のダメ軍団の中のさらに1割くらいが、木刀を持った鬼のような先生を見て、学校に来なくなる。

 

これはまだいい。ハナから来ないのならこちらも気にする必要がないので。

 

そして残った人達は多少逃げた人よりは根性はあるのだが、いうても「木刀を持っている鬼のような先生を見ても逃げなかった(1人じゃないから)」というだけで、やる気のないオタクであることには変わりない故、当然、舞台で大した役を与えられないので、稽古がつまらなくなり、学校、あるいは稽古場に来なくなる。

 

これもまだいい。大した役でなければ補填できるので。

 

さらに残ったやつの中で、なんかちょっと妙にキャラが際立ったやつが、面白がられて結構重要な役につけられるが、重要な役ゆえに先生の熱が入り、木刀で殴られるために嫌になって学校、あるいは稽古に来なくなる。

というかそもそもが、ちょっとキャラが濃いというだけで、本来そんな役をこなす力量は持っていないので、これもまあ、適宜、代わりを出来る人がいるのでどうにかなる。

 

問題は、あいつら、本番直前になって集団ボイコットをするのだ。

 

それもかなりの確率で。

 

これで私達は1日で脚本を書き直し、複数の役を一つに合体させるなどし、急遽女性が男役を演じるなどし、モノゴトって、なんとか間に合うようにできているもんなんだなあということを実感する日もあれば、

結局、声優コースの数が40人くらいいるため、大体の場合、その課題に参加する人間の半分以上がバケモノということになってしまうので、絶対に向こうのほうがおかしいと思っていても涙を飲んでバケモノに謝り、どうか戻ってくれと頼んだりするなど、昔話の虐げられた村人になったような気がした日もあった。

 

The Show Must Go On なんだよ。そのためならどんなにこんちくしょ★!∈◯∃∂⁂◆〜%

と思っても、土下座でもなんでもしないといけないんだよ。

 

ある時は、「もう我々は裏方に徹します」などというので、裏方って表方より相当大変なんだぞ、と思いつつ任せて見たところ、BGMに誰が聞いてもわかるアニソンを挿入しようとしたり、いろいろあって、さらに経費がおかしなことになっているので調べたところ、衣装に使う布を買いに行った交通費が非常に高額であったため、なぜそんな遠くに行ったのかと聞けば「そこが1番品揃えがいいのだ」という(調べたところ、コスプレイヤー御用達ショップであったことはもはや言うまでもなく)。

とはいえ、自転車で行けないこともない距離なのだから、もうちょっと経費というものを考えてくれと言うと、太りすぎて自転車に乗れないと言うのだ。

 

…確かに、私はあの人以上に太っている人を、多分、後にも先にもリアルでは見たことがない。

 

と、まだまだ書きたいことはあるものの、字数が過去最大になっているので、これくらいで。

 

そういうわけで、私は、アニメは素晴らしいもの、深いものだということを頭ではわかっているものの、どうしても、あの絵面というか、あといかにもという感じのアニ声を聞くと、「自分の好きな世界を目指した挙句、自分のやりたいことしかやらず、ちょっと嫌なことがあると全て人のせいにし、一度自分が受けた役を簡単に投げ出し、散々人に迷惑をかけた挙句、被害者ヅラをするバケモノたち」のことを思い出してしまうので、もうなんか生理的にどうしても無理、というお話でした。

 

彼らは自分が、自分の好きな世界、尊敬する声優さんを冒瀆する行為をしているということに気づいていないのだろうか。

 

そんなバケモノ達が、今どうしているか知りません。

 

ただ、あの学校に通っていた「バケモノではなかった人」たちも、私を含め、ほとんどの人は芝居をやめており、歴代の卒業生の中でも有名人は1人も出ていない。

かろうじて、どうにか業界で食べていけてる、という人が、私の知る限り数人程度。

 

そもそも、演劇がやりたいなら、学校などに行ってはいけない、と、みんな口を揃えて言っている。

 

アルバイトしながら、劇団員をやって、オーディションを受けまくる。これに尽きるかと。

後は、有名になりたいわけでなく、ただ芝居を続けたいだけなら、アマチュア劇団をやりつつ、何かしらの資格職を取得すると良いかと。

結局、アルバイトより、しっかりした職を持ってる人が長く続けられる。

 

劇団員にも生き残ったバケモノはたまにいるが、嫌なら別の劇団に移ればいいし、数が大したことないので淘汰できると思う。

 

あの時、バケモノと戦ったみんな、今どうしてるかわかんない人たちもいるけど、みんなきっと違うフィールドにいても違う種類のバケモノと戦ってんのかな!

俺たちはどこにいたっていつも一緒さ!!

 

と、打ち切り漫画の投げやりエンディング風に締めてみる。

 

一応言っとくと、本当は別にそんなこと思ってない。成り行きで同じ学年ニナッタダケダヨネー