ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

蟻の引越し

そういえば今年、雪の結晶ネイルをあんまりやってないかもしれないと思って一生懸命仕上げたのに

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なんか春めいた陽気になってしまい、ああ、失敗したと思っていたら、またいきなり氷点下になり、雪が降ったり。

とはいえ、季節は着々と春に向かっている。

 

よく桜の木などにこのようなタマゴみたいなのがくっついているのを見かけたことはあるだろうか。

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これは多分イラガという蛾の繭殻?タマゴ?なのだが、私が見かける時は大体において、写真のようにすでにイラガが巣立った後の古い殻であることが多い(何故かは知らん)。

 

先日、この穴の部分が土かなにかで塞がれている古い繭殻を見かけた。

 

こういうのには一体何が入っているのか。

 

好奇心に駆られて棒でツンツンとしてみると、意外にあっけなく、ズボッと蓋となっていた部分が壊れてしまい。

 

 

しばらくすると

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パニックになったアリたちが暗闇の中で蠢いていた。

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多分、この一際大きいのが女王アリなのだが、外の様子を見ようと顔を出すたびに働きアリから「女王!危険です!お下がりください!」と、中に押し戻されていた。

 

そのあと、喫茶店でチョコレートパフェを食べて、帰りに同じ道を通ると、まだアリたちはパニックになって右往左往していた。

 

 

うん、ごめん。まさかアリの巣になっているなんて知らなかったんだよ…。

 

 

ところで、アリを引越しに追い込んでおいてなんだが、私も来月、人生初の引越しをすることになった。

 

人生初の、というのは、前回の時は実家から出て一人暮らしを始めただけなので、家具家電などは、ほぼ買って配達してもらい、あとは地道に必要なものを自分で運んだだけだったのである。そう。アリのように。

 

ただ、今回はそういうわけにもいかず、直前になって、あの蟻たちのように右往左往し、パニックに陥るとわかりきっているので、当座使わないものだけパッキングを始めたのだが。

 

「私、荷物少ないと思うんですよ〜。だから電化製品とか大きいものだけ積んで、あと積める分だけ運んでもらったら、残りは自分でやるんで大丈夫デスー」とか引越し屋に言った自分に激しく懐疑的な感情を抱きつつ、というか半ば呪いつつ、倒壊しそうな段ボールの隙間を縫いながら生活する日々があと三週間ばかり続く。

 

なんでこんな面倒なことになってしまったんだ…。

 

と、思うのは、まさか自分も本当に引越しが決まるとは思っておらなかったというか、「なんだかガス代も高いし、ちょうど火災保険とかも更新時期だし、もし、今より良いところがあれば引越してもいいかもなあ」というくらいの気持ちで、

今の物件を世話してもらった不動産屋さんに凄まじい無理難題の条件を叩きつけ、「万が一、そういう物件が4月までに見つかったら連絡をください」と、言っていたものの、正直、まあ、ないだろうと思っていた。

 

不動産屋さんも、あるわけないでしょ、そんな物件、と思っていたことと思うが。

 

なんと。見つかってしまったのである。しかも今の家から徒歩5分くらいの距離で。

 

夕方頃電話がかかってきて、「今から見に行けませんか?早く決めないと取られてしまうかもしれない」と、言うので、即見に行き、今返事しないと他の人にも見せないといけないと言われ、即決め。

 

と、いうと、あんたそれ騙されていわく付き物件でも押し付けられたんじゃないの、と思うかもしれない。

 

それは100%ではないけど99.9%ない、と、言えるのは、

 

その物件、猫が飼えるのである。

 

そして私の不動産屋さんの担当の方が猫好きで、とはいってもただの猫好きではなく、地域猫を保護するボランティアまでやっているような方なのだ。

 

私は新しい部屋で保護猫を飼いたいと伝えてあるので、

 

つまり。私に変な物件を紹介したら、猫も不幸になってしまう確率が高い。

 

そんな活動までしてる人が、そんなことするわけないでしょう(「猫に優しい人」という理由で、若干、人物評価が甘くなっていることも否めないけど)。

 

と、いうことで、即決めしてしまったわけである。

 

そういうわけで、

 

もうさっそく、その不動産屋さんから、猫も紹介してもらえることになっていて(問題はその子が私を認めてくれるかどうかなので、まだ決まってはいないんだけど)、

色々と同時進行で引越しも、猫様を飼える環境作りも進めていかなければならないし、仕事も忙しくなりそうだし、とにかく働かねばならない。アリのように。

 

そして猫を飼ってしまったら最後、このブログは虫ブログではなく猫ブログと化してしまう予感が、すごく、する。