ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

レジンとチャタテムシとアオスジアゲハの話 その2

アオスジアゲハのサナギの抜け殻をレジンで固めてオブジェを作る話のつづき。

まず、サナギの抜け殻というのはこんな状態。

(なんか、私の手の平の側面、かなり前から妙に赤いんだけど、大丈夫かいな。健康診断では別に引っかからないんだけど。)

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 いきなりこれをクリスタルレジンにぶっ込んでしまうと絶対に粉々になってしまうので、まずは、UVレジンで周りを固める。

固めて余分なところをやすりで削ったものがこれ↓

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まるで飴のようで思わず口に入れそうになる。

一応、支えとして、UVレジンで作った棒を接着。これはクリスタルレジンの中に入れるとほとんど見えなくなる予定(あくまでも予定、というか、希望)

これを、大きいモールド持ってないのでクリアファイルで作った型にレジンを流し込んで、劇落ちくんを土台がわりにして、このように入れる、という計画(というか、願望)。↓

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というわけで、準備は大体整ったのだが、何しろクリスタルレジンを作るのが数年ぶりな上に数回目なので、まったくもって自信がなく、大事なアオスジアゲハのサナギが台無しになる前に、何かで練習したい。

何か固めるものはないかと、粘土でバラを作ったりしていたのだが、結局、数ヶ月前に枯れてドライフラワー化した椿の花を固めてみることにした。

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で、この椿のドライフラワーを、いじくっていたところ、小さい虫が数匹出てきたので、私はてっきりアブラムシだと思い、椿の本体(苗木)はもうとっくに枯れて捨ててしまった上に、この花自体、カッサカサのドライフラワーと化しているというのに、まだアブラムシは生きているのか!?と仰天したのだが、どうやらこれはチャタテムシだったっぽい。

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なんか、写真を見てるだけでかゆくなってくるような気がするけれど、この虫自体は刺さないし、特段害はない。

古めの本を読んでる時によく見るものすごく小さい虫がこれである。

完全に駆除したいなら、おそらく家を一回解体して、完全にチャタテムシを排除した新しい建材でもう一回建て直すとかしない限り不可能と思われるし、それをやったところで、多分、またすぐ湧く。

withコロナ 。withチャタテムシ

と、いう感じの虫なので、よっぽど大量発生しない限り、ほっとくのが一番だと思うのだが、問題は、これが今からレジンで固めるドライフラワーに湧いているということで、つまり。これを固めてしまうと、チャタテムシ入りのレジンになってしまう可能性が高いということだ。

 

チャタテムシかわいそう(´・ω・`)

 

と思ったが。

 

結局、出来るだけ取り除いて固めた。

 

どうせチャタテムシなんて今までの人生で数え切れないくらい圧死させている。もう何匹殺したって一緒だ。with罪と罰

 

 

で、クリスタルレジンの話に戻る。

前回の失敗を生かして、出来るだけ気泡を入れないように、そして、みちっと側面にくっつかないように工夫を。

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椿の花の下側に針金をぶっ刺して割り箸で釣った状態で固める(針金は1回硬化したら飛び出てる所を切って、さらにレジンを流し込んで埋める)。ちなみに型は100均の製氷皿。

 

固まるのに24時間かかるということだったが、10時間もしないうちに大体固まった。

ちなみに、製氷皿を使った場合、型から出す際に、研ぎ石で底を数回力いっぱい叩かないと出て来ないので、専用のモールドを買うことをお勧めする(なぜ研ぎ石かというと、それが家の中にあるもので一番硬かったから)。

こんな感じの仕上がり。なんだか汚い紙を丸めたよう。実物はもうちょっと綺麗。

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見る限り、チャタテムシはいなさそう。気泡は入ってるものの、多少の気泡は作品の一部なので気にしない。

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製氷皿を使う際のデメリットその2。↑私の持ってる製氷皿はてっぺんに丸い型?継ぎ目?があるので、その跡が入ってしまう(その周りのポヤポヤとしているものは、適当に入れた水晶が沈んでしまったもの。入れないほうがよかったけど、まあいい)。

以前作った時はこれくらい研磨すればいいじゃん、と気軽に考えて死にそうな目にあったので(研磨という作業を完全に見縊ってた)、今回は、もう見て見ぬ振りして放っておく。

で、次回はいよいよ本番。アオスジアゲハのサナギの抜け殻を固めます。

つづく。