ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

【カメムシ】クヌギカメムシの卵

よく行くカフェでプリンを注文したら、おじさんが

 

「ごめん、プリンは機械が壊れてて今できないよ(´・ω・`)」

 

と言うので、まあ、壊れてるなら仕方ないから、と思い、他のものを頼んだ。

そして、それから私は3ヶ月くらい別のカフェにうつつを抜かすなど、浮気をし、先日久しぶりにそのカフェに戻ってきたところ、今度は別の女の人がプリンを注文していた。

 

するとおじさんが

「あ、ごめん、プリンは機械が壊れてるからできないよ(´・ω・`)」

 

…そんなに長期に壊れているのならば、メニューに、手書きでも、付箋でも何でもいいから、なぜ何か書かない。

(もしかしたら、一回治って直前にまた壊れた、ということもありえるが) 

 

しかし、このカフェは、このゆるさが良いのだ。

 

大体いつもメニューか、カラトリーか、水か、のどれかを持ってくるのを忘れる。

一度はスープに具を入れるのを忘れたらしく、お詫びにアップルパイもらった。

 

先日は、そのカフェでコンサートがあると言うので、どんなコンサートだろうかと思いつつ行ってみると、おじさんがコンサートのセッティング、司会に加え、通常のカフェとしての給仕も全て一人で行っていた。

これでパフォーマーまでおじさんだったら、私はそのクオリティが高かろうが低かろうが、おじさんに恋をしていたかもしれない(さすがにパフォーマーはプロの人だった)。

とにかくおじさんは忙しそうで、私はコンサートが始まる前にバナナジュースを注文したのだが、待てど暮せど来ず、まあ忙しいから仕方ないよね、と、おじさんのほうを見ると、おじさんは既に後ろの方の椅子に座ってコンサートに聴き入っており、ああ、これは完全に右から左に抜けたな、私の注文。

コンサートが終わった後にもう一回オーダーして飲んで帰った。

 

まあとにかくそういう感じで、とにかくゆるい雰囲気が良いよね、このカフェ。

と思いながら、今週末もお茶を飲んでいたのだけど、その間にも2人くらい、知らずにプリンをオーダーして断られていた。

このおじさんは何回プリンを注文されて何回謝ったんだろう、なんでメニューに書かないんだろう、と妙にツボに入る。

私の近くの席にちょっと騒がしい常連さんが座ると、わざわざ出てきて「この人は変な人じゃないから、大丈夫だよ」と教えにくるおじさん。

私が気にしていたのは、iPadでさっき撮ったクヌギカメムシの卵の写真を整理していた最中に隣に人が座ったため、さすがに食事時に見えてしまったら申し訳ないな、ということだったのだ。

そう、それがこれ。

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私、これ、最初芋虫かなんかだと思って、よくよく見ると

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樹が芋虫だらけ。しかし、棒でそーっとつついてみても生きてる様子がないので、Google先生に聞いてみたところ、これはクヌギカメムシの卵とのこと。

 

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接写するとこんな感じ。ヌメっとしているのは、栄養ゼリー。生まれてきたカメコたちがすぐにこの栄養ゼリーを食べられるように、お母さんカメは栄養ゼリーと共に卵を産み落とすそう。

 

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多分これがお母さん。秋頃撮影。冬眠しようとしてるんだと思ってたら、卵を産んでいたのか。

 

卵持って帰って孵化させたいけど、孵化させたらさせたで愛着が湧いて放すタイミングを失って、またカメムシ地獄になりそうなので我慢。

餌にクヌギを調達してくるのも難しいし。

 

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ついに5.7キロになってしまった猫、の尻。

まるでペンギンのよう。