今回、ナメクジの写真が結構出てくるのでお気をつけください。
一人暮らしを始めて2年ちょっとになるが、先日、初めて「野菜を切っていたら虫がいた」という事態が起こった。
(あまり料理をしないので、こういう事態も少ない)
無農薬のレタスを洗っていたらナメクジ(生きてる)。
あ、さっき虫って書いたけど、ナメクジは虫じゃないな。まあ広義で虫というとして。
実家は庭があったので、こういう時、ぽいっと庭に捨てれば問題なかったのだが、今はアパート住まいなので、めんどうくさいけれど着替えて外に出て捨てなければならない。
捨てて帰ってきたらまだいた、とかなったら嫌なので、入念にレタスを調べると。
案の定。2匹とも2日間冷蔵庫に閉じ込められていたのに元気。
冷蔵庫に閉じ込められて「なんか寒いなあ。縮こまろう」
冷蔵庫から出されて「なんかあったかくなったなあ。動こうぬめぬめ」
この単純さ。
私はかつて虫が嫌いだった頃この単純さが奇怪に思えてとにかく気味が悪かったのだが、今になるとやっぱりそれは人間には真似できないもの、あるいは、いくら発展しようとも、結局は人間だってその場その場で縮こまったり一瞬悩みから解放されたり、そんな周囲の状況環境に翻弄されるということから逃れられないという運命をまざまざと見せつけられる不快さ的な?
で、今、私がナメクジをどう思うかというと。
そら気持ち悪いですがな。
やめて、そのタッパーまだ洗って使いたいからそんなぬめぬめ動き回らないで。
しかも冷蔵庫に今朝作った椎茸の炒め物があるから今夜食べるつもりなのでやめて。
いや、よく見れば触覚が猫耳みたいで可愛いではありませんか、…いや、やっぱちょっと無理。
私は、ヒル、蛆虫、ミミズなどの粘膜が外側に出てる系はちょっと苦手かもしれない。
とはいえ、とにかく外に逃さなければならないので、タッパーと、うまくいうことを聞いてくれなかった場合のために割り箸を持って外へ出ると。もはや梅雨入りしているので雨。
このレタスは、農家さんがやっているお店で買ったものなので、その畑のあたりに逃がすのが一番いいと思い、徒歩10分くらいかけてそこまで行くつもりだったのだが、3歩くらい歩いた時点で、「つーか、この雨ならナメクジなんていたるとこにいるじゃないか。もうその辺に逃そう」という気持ちになった。
さいなら。幸せに暮らせよ。
ちなみにナメクジの寿命は2〜3年らしい。意外に長い。
この後、しばらく、台所で水滴が動くのがナメクジに見えたり、椎茸の切れ端がナメクジに見えたりして何度か飛び上がりかけた。
自分で自分が情けない。
いや、ひとつはね、気持ち悪いって言うだけじゃなくて、知らない間に潰したり殺したりしたらすごく嫌なのよ。
だって死んだらもっと気持ち悪いじゃん。
やっぱり気持ち悪いものは気持ち悪いので、これからは虫をきもちわるーいきもちわるーいと必要以上に大騒ぎする女子を少し暖かかい目で見ようと思った。
そして機会があればそのうち克服する。ナメクジ。
最近見かけた他の虫。
アワダチソウグンバイ
こんな感じで耳垢のようにカサカサと群がっている。
これ、カメムシ目らしくて、こんな風に口針で葉っぱを吸っています。
ちなみに、セイタカアワダチソウはかつてアレルギーの原因とされて忌み嫌われていたけど、あれはマスコミが早とちりして流したデマらしい。
本当に花粉症の原因になるのはブタクサらしいんだけど。
しかし、私、花のない状態の植物っていくら写真で見比べても違いがいまいちわからないので、この虫が群がってるのがセイタカアワダチソウなのかブタクサなのか見分けられないのだ。アワダチソウグンバイが群がってるということはアワダチソウなんじゃないかと思ったら、アワダチソウグンバイはブタクサも好きらしいのでよくわからない。
花が咲いてない限りは花粉症も出ないと思うのでまあいいや。