ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

【蜂】近所のキイロスズメバチ

少し前、近所を散歩していると、大きな蜂を見つけた(良い加減、毎回同じような出だしを変えたい今日この頃)。

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2020年9月19日撮影

アシナガバチがいるなあと思って、呑気に写真を撮っていたのだが(まあそれでも多少警戒はしていたけど)、家に帰ってよくよく調べたら、

これ、スズメバチだな。

写真なんて撮ってる場合じゃなかった。

(私は、こんなブログを始めることにした割に、言う程、虫に詳しくない。)

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このブリブリとした尻。恐ろしい。

日本では年間平均25人がスズメバチに刺されて亡くなっているらしい。

 

とはいえ、年間25人だったら、交通事故などで命を落とす危険の方がよほど高いわけだが。

 

このキイロスズメバチ(厳密に言えばキイロスズメバチは「ケブカスズメバチの亜種」らしい)、かなり攻撃性が高く、近年都会のほうでも問題になっているようだが、意外に田舎では昔から特に気にせず放置してる家も多いようで、多分、私が見た蜂も、民家の物置に巣を作っているものかと思われる。

刺激しなければ問題ないようだが何が刺激になるか予想がつかないので、とりあえずハチが活発化する真っ昼間は、この場所には近づかないことにした。

 

さて、ここで、重要なお知らせです。例え、蜂が死んでいても、千切れて腹部だけになっていても触ってはいけません。なぜなら、死んでいても、腹部に触れると筋肉の反射で刺してくることがあるのです。

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誰に言っているかというと、一番は、自分自身に言い聞かせているのだ。

私は、触ったあとで、「そういえば、なんか、触ったらいかんかった気がする」と思い出し、ネットで調べて「ああ!そうだった!」とゾッとする、ということを数年置きに繰り返している。もう、これは命に関わることだから、いい加減覚えるぞ。

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多分、このように翅の所しか触っていないので、大丈夫とは思うのだが。

いくらなんでもこの状態からグルルンパと回転して刺してきたら、もうそれはゾンビだ。

とはいえ、何があるかわからないので、やっぱり素手では触らないほうが良い。

(近々、ピンセット、シャーレ、手袋などを購入予定)

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ケブカスズメバチの名の通り、毛深い。

蜂って、その危険さ故に素人が観察するのはなかなか難しいけれど、大多数の昆虫の種が卵を産んだら産みっぱなしなのに対して、「共同で子育てをする」、「女王蜂がいてコミュニティがある」という、考えれば考えるほど魅力的な存在である。

いつか、じっくりそのサイクルを見届けてみたい。