ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

雨の石橋文化センターと白鳥

この日は午後から休みを取ったので、虫の撮影に行こうと思っていたのだ。 そうすると、やはり、雨が降るのだった。 と、いうのは私が雨女だからだ。 ニュージーランドに行った時に、私はロードオブザリング のホビット庄の撮影地であるマタマタに行くのを本…

【カメムシ】ミナミアオカメムシとツヤアオカメムシ

このブログのタイトルに「ミナミアオカメムシ」とつけてるくらいミナミアオが好きなのに、最近彼らをあまり見かけない。 正確に言えば何度か見かけてはいるのだが、たまたま止まっているのが人の家の表札、とかで、覆面姿で他人の家の表札の写真を撮っていた…

【バッタ】【カマキリ】秋はバッタの楽園…?

ここの所、気温が下がったせいで、あまり虫がおらず、そろそろ虫以外のことも書いていかないと、ブログが続けられないだろうなあと思いつつも、今回はバッタのことを書く。 タイトルからすでにバッタに対して、かなり差別的であることがわかるだろうか。 通…

【甲虫】タバコシバンムシのまるちゃん

最近、大体休みの日は朝5時に起きて、6時には虫撮りに出かけている(虫捕りではなく虫撮り)。 そして、近所のパン屋が朝7時から開いているので、焼き立てのパンを買って帰宅。 ステキな朝食を食べて、場合によってはちょっと高い入浴剤を入れた風呂に入り、そ…

【蜂】近所のキイロスズメバチ

少し前、近所を散歩していると、大きな蜂を見つけた(良い加減、毎回同じような出だしを変えたい今日この頃)。 2020年9月19日撮影 アシナガバチがいるなあと思って、呑気に写真を撮っていたのだが(まあそれでも多少警戒はしていたけど)、家に帰ってよくよく調…

【芋虫】【毛虫】フクラスズメの幼虫を片っ端から臨戦態勢にしていく

フクラスズメという蛾の幼虫 今日の虫は割と多くの人が気持ち悪いと思うかも知れない。 虫を「気持ち悪い」「怖い」と思う感覚は、ある種、人間の防衛本能からくるものであるので、否定はしない。 ただ、虫や動物というのは、人間と違って、ただ生きるために…

ヒラタアブの話(アブ)(芋虫)

2016年の9月、ミナミアオカメムシを飼育するよりちょっと前、ミナミアオカメムシと同じく、きゅうりの葉っぱの上でヒラタアブの幼虫を見つけた話。 当時の私は仕事中、ものすごく暇だった。 一日中勉強し続けて、TOEICの点数を800点台に上げてみてもまだ時間…

ナナホシテントウの交尾(テントウムシ)

先日、近所の公園に巡回(虫探し)に行ったところ、 せっせと営んでいるナナホシテントウを発見。 さすがにいくらテントウムシとは言え、こんな光景を撮影するのは失礼なのではないのだろうか。 と、思っているところへ、別のテントウムシがいきなり飛んできて…

キマダラカメムシ

この町にはキマダラカメムシしかいなくなってしまったのだろうか。 そう思うくらい、町がキマダラカメムシだらけであった。 無論、これは虫を探し歩いている私だから思うだけで、普通の人が普通に歩いていて、キマダラカメムシだらけだなあと思う程に増えて…

ツマグロヒョウモン(蝶)

散歩中に見つけたツマグロヒョウモンの雌。 英名がindian fritillaryであることからも分かる通り、元々インドやアフリカ辺りの蝶で、昔は九州までしか生息していなかったが、90年代くらいからじわじわと生息地域を拡げているとのこと。 翅が欠けてしまってい…

レジンとチャタテムシとアオスジアゲハの話 その3(最終回)

前回までのあらすじ 生まれてすぐに蜘蛛の巣の餌食となり死んだ、アオスジアゲハのサナギの抜け殻でモニュメントを作るため、練習台として椿のドライフラワー(っぽいもの)をレジンで固めようとした私は、チャタテムシと出会い、生きることはwith罪と罰である…

レジンとチャタテムシとアオスジアゲハの話 その2

アオスジアゲハのサナギの抜け殻をレジンで固めてオブジェを作る話のつづき。 まず、サナギの抜け殻というのはこんな状態。 (なんか、私の手の平の側面、かなり前から妙に赤いんだけど、大丈夫かいな。健康診断では別に引っかからないんだけど。) いきなりこ…

レジンとチャタテムシとアオスジアゲハの話 その1(蝶)

さて、あれは2ヶ月ほど前。 会社の外壁アオスジアゲハの幼虫がいたので、しばらく観察していたらサナギになった。 あともう少し内側に入ってくれていれば、車庫のシャッターの内側になったので、更に安全だったのだが、下手に触ると死んでしまうと思ったので…

チャスジハエトリグモ(蜘蛛)

チャスジハエトリグモのメス。 iPadで撮影。首を傾げてこちらを見ている。 1年前この部屋に引っ越して少し経ったころ、チャスジハエトリの赤ちゃんが何匹か住んでいることに気づいた。 その中でもよく見かけるやつにダニエルという名前をつけていたのだが、…

ミナミアオカメムシ その4

引き続き、 卵から孵って25日目。 すっかり手乗りになったかめちゃん。 しかし、成虫になるともちろん飛ぶので、掃除の際は最新の注意が必要。 そして夕方頃。偶然脱皮を目撃。 なんか頭を上にして豆に捕まって、ぐるんと回転して頭を下にして降りてきて、翅…

ミナミアオカメムシ その3

卵から孵って21日目。 掃除や餌やりの際にフタを開けると、すごい勢いで出てこようとする。力もどんどん強くなっている気がするので、抑え込むのが大変になってくる。 ただ、この段階ではまだ翅が生えていないので、飛んで逃げることはない。ちなみに、臭い…

ミナミアオカメムシ その2

卵から孵って11日目 まだまだこんなに小さいやつもいるかと思いきや… 既に緑色になったやつもいる。 この状態まで成長すると割とカメムシっぽくなってくるが、それ以前の姿はテントウムシの一種と混同されることも多い。 卵から孵って14日目 左の腹部の色が…

ミナミアオカメムシ その1

2016年秋に卵から育てたミナミアオカメムシの記録。 10月11日 キュウリの葉っぱの上で卵を発見。撮影時は気がつかなかったが、隣にいるのは「カメムシタマゴトビコバチ」という寄生蜂だと思われる(詳しくは後述)。 ミナミアオカメムシの卵 濡らした脱脂綿を…

カメムシの臭いについて

カメムシ、と言えば、恐らく多くの方は 1.うっかり潰すと臭くなる 2.触ると臭くなる 3.とにかく臭くなる というイメージをお持ちであると思う。 確かに1.は事実である。カメムシの多くは脇の下あたりに臭い袋のようなものを持っているため、カメムシ…