ミナミアオカメムシはボスニア・ヘルツェゴビナの夢を見るか?

ボスニア・ヘルツェゴビナには、「カメムシを家の中で見つけると、その家はまもなく金運を授かる」という言い伝えがあるそうです。

【ミノムシ】【コフキコガネ】猫に関して思うこと

先日見かけたミノムシの中の人。

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もっとよく見ようと思って手でつまんだら、

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スポッと中に潜ってそれきり出てこなくなってしまった。

ちなみにこれはミノムシのオス。

なぜ分かったかというと、オスはいもむしから蛾になるのに対して、メスは一生サナギのような姿で目も脚もないままだそう。

ミノの中でオスが来るのを待ってその場で子供を産んで死ぬだけとのこと。

なんという…。

 

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こっちは家の玄関の前にいたコフキコガネ(多分)。

ヒゲ(触覚)閉じてるけど、多分開いたらトナカイのツノっぽく広がるんだと思う。

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顔かわいい。

 

 

とかなんとかやってる日常なのですが。

 

 

 

猫が捕まらない

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金網があるのですぐには来れないことをわかっていて余裕ぶっこいている猫(デブ)。

 

そうこうするうちに、詳しい事情は長くなるので省くけど、知り合いの知り合いが子猫を2匹拾ってしまい、それを知り合いの知り合いの知り合いに預け、もらい手を探しているという件に遭遇し、それを知り合いの知り合いに相談したり、いろいろ奮闘した後、一時はもうちで引き取るしかないのか…しかし、2匹…どうする。

しかもそうすると、今捕まえようとしてる猫(上の写真の)は引き取れなくなる…。

 

冷静に、お金のことも考えると、離すのが可哀想とかそんな簡単に安請け合いできる問題じゃないぞ…と、悩みに悩み、なんか捨て猫を助ける会社を勢いで立ち上げてしまった夢まで見てうなされるも、結局2匹一緒に引き取れるという人が現れてもらわれていったそうなので、一安心するもちょっと寂しい。

うちに来たら「ラプトル」と「Tレックス」っていう名前にしようかと思ってたのに(呼びにくい)。

 

と、いうか、猫を捨てるな。手術しろ。

 

今捕まえようとしている猫も、いわゆる桜耳の地域猫なのだが(ボランティアで野良猫を捕獲して去勢、避妊をし、増えないようにして地域で面倒を見ていこうという活動をしている方達がいる)、やはり近隣でよく思っていない人もいるそうで、いくら桜耳でも、やっぱり猫がたむろしていると結局未手術の新しい猫がどんどん寄ってきてキリがないし、数が増えると良く思っていない人たちが最悪なことをしでかす、という事態もあり得るので、それならせめて1匹私が引き取ろうか、ということで、数ヶ月前から、その猫にご飯をあげてる人が捕まえようとしてくれてるんだけど、全然捕まらない、という事情なのだ。

私もたまにご飯をあげに行くけど、ろくに触らせてもくれない。

 

外でのびのびしてる姿を見ると、このままでもいいのではと思ってしまうけど、この猫は実際、一度尻尾を切られているし、そういう人がまだその付近をウロウロしていると思ったら、やはりうちで保護してあげたいんだけど。

 

地域猫、いてもいいと思うんだけどな。

糞尿が嫌っていうのもわかるけれど、今の日本は(日本だけじゃないかもしれないけど自分が体感として感じてるという意味で)人間同士も含め他の生き物への寛容さが足りなさすぎると思う。

中世ヨーロッパでは、魔女狩りで大量に猫が殺されたあと、天敵がいなくなったためにネズミが大繁殖し、ペストの流行に拍車をかけたと聞く。

猫は完全室内飼いが主流になってきているのはいいとして、地域猫までいなくなると、それこそ、同じようなことになるのでは、と、思うんだけど。

 

 

【サシガメ】TOEICの結果

泊まりで受けたTOEICの結果発表。

私、TOEIC嫌いだ嫌いだ言いながらなにしろ長年に渡って研究に研究を重ねているのでついつい記事が長くなってしまった。

 

ちなみに、私のTOEIC歴は2007年335点から始まり、その2年後の2009年、短期留学をした後に受けた時が555点。

その更に1年後の2010年に頑張って605点まで伸ばしたものの、なにしろ日常で英語を使う機会を作り切らず、その後2年おきくらいに受けてみるも500点台止まり。

 

2016年ごろ、その程度の英語力でも良いと派遣で雇ってもらった会社が外資で、大事なインフォメーションが英語で送られてくるし、なんかよくわからないうちにアメリカとの輸出入窓口になってしまうし、Yahoo翻訳(今は亡き)を駆使してなんとかする日々。

みんな自動翻訳は全然あてにならないからダメって言うけど、近年のネット翻訳は大変進化しているので多少の基礎知識があれば大体ネット翻訳でいける。

昔は「瓜二つ」を「two cucumbers(きゅうりがふたつ) 」とか訳してたらしいけど、今はそんなこともないし。

 

とはいえ、いちいちネットを使うのはめんどうだなーと思ったので、ここらでもう一回勉強するかと重い腰を上げ、1年間、勉強しては定期的にTOEICを受ける、ということを繰り返した結果。

2018年。

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なんんんんだよ!本気で勉強すれば30代でも1年でここまでいけるんじゃないか!

なにやってたんだ20代の自分!!(まあ20代の頃は忙しかったので)

 

この時どういう勉強をやったかというと、まず「出まくりキーフレーズ」「出まくりリスニング」という参考書を購入。

これはその名の通りTOEICに出まくる文章が延々と羅列されている本なのだが、それをとにかく読みまくる、聴きまくる、書写しまくる、もはやCDに合わせて空で喋れるようになるまでそれをやる。

というか、もうほぼまるごと暗記するくらいで。この本と一緒に心中しても良い、くらいの勢いで。

そこまでいくと大体基礎的な文法知識は入るので、そしたら、以前も書いた「TOEIC公式問題集100回読み地獄」の域に行けるわけだ。行きたくないけど。

この辺までで多分700点は取れるでしょう。

そこから更に半年ほど座学が数時間、1日平均15分〜30分くらいの100回読み、更に運転中1時間リスニングを、やると、800点が取れるでしょう。

 

ちなみに。なぜ私がこのような勉強を続けられたかというからくりを説明すると、この時私、仕事中むちゃくちゃ暇で、仕事中も数時間勉強ができていたので(さすがに音読は出来ないけど)、更に仕事が終わってから30分くらい100回読みをやればクリアできてしまったのである。ずるいよな。ずるいと思う。でも上司も別に勉強でもしてればって言ってたから。

 

が。

よく言うのだが「TOEIC高得点持ってても喋れない人」というのはいるもので、まさにそれになっているのではないか。と、思った私は、800点を越えた時点でTOEICの勉強をやめ、あとはオンライン英会話、映画やドラマを観る、英語のニュースサイトを見る、アプリで単語を勉強する、こういう生活を続けて、おのずとTOEICの点数が上がらないのであれば、それはTOEICがおかしいんでないか。

 

そういうわけで約3年間、勉強という形に拘らず、とにかく英語に触れる生活を続けて、どれだけ上がっているのか、と、今回はそういう機会だったわけである。

まあ、TOEICというテストの性質上どうしても慣れはあるので直前1ヶ月は100回読みをしたけど。

 

で、前置きが長くなったんだけど、今回私が目指してたのは、850点だったのだ。

 

 

3年間のとにかく毎日英語に触れる努力の結果。

 

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あと10点!!!!あと10点だった!!!!

会社の人事評価の目標に850点って書いたのに!!!

 

とはいえ、一気に猛勉強して850点取ってそこで嫌になってやめてしまうくらいだったら、1日5分単語アプリやって、あとは自分の好きな映画とかドラマ、あるいは友達と話して英語に触れる、という生活を何年も続けるほうが絶対いいと思うので、まあ、妥当なところかなあと、思う。

正直、日本で普通に生活してて下がってないだけでも結構すごいことなんだよ。自分で言うのもあれなんだけど。

 

長々と語りすぎてしまったので、最後は可愛い顔のシマサシガメの写真で締めようと思う。ピントが合ってないけど。

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ちなみにサシガメは英語でassassin(暗殺者) bugらしい。まあ国によっては深刻な病原体を運ぶしね。

【ナメクジ】【グンバイ】無農薬野菜が連れてきたおともだち

今回、ナメクジの写真が結構出てくるのでお気をつけください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人暮らしを始めて2年ちょっとになるが、先日、初めて「野菜を切っていたら虫がいた」という事態が起こった。

(あまり料理をしないので、こういう事態も少ない)

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無農薬のレタスを洗っていたらナメクジ(生きてる)。

あ、さっき虫って書いたけど、ナメクジは虫じゃないな。まあ広義で虫というとして。

 

実家は庭があったので、こういう時、ぽいっと庭に捨てれば問題なかったのだが、今はアパート住まいなので、めんどうくさいけれど着替えて外に出て捨てなければならない。

捨てて帰ってきたらまだいた、とかなったら嫌なので、入念にレタスを調べると。

 

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案の定。2匹とも2日間冷蔵庫に閉じ込められていたのに元気。

 

冷蔵庫に閉じ込められて「なんか寒いなあ。縮こまろう」

冷蔵庫から出されて「なんかあったかくなったなあ。動こうぬめぬめ」

 

この単純さ。

 

私はかつて虫が嫌いだった頃この単純さが奇怪に思えてとにかく気味が悪かったのだが、今になるとやっぱりそれは人間には真似できないもの、あるいは、いくら発展しようとも、結局は人間だってその場その場で縮こまったり一瞬悩みから解放されたり、そんな周囲の状況環境に翻弄されるということから逃れられないという運命をまざまざと見せつけられる不快さ的な?

 

で、今、私がナメクジをどう思うかというと。

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そら気持ち悪いですがな。

 

やめて、そのタッパーまだ洗って使いたいからそんなぬめぬめ動き回らないで。

しかも冷蔵庫に今朝作った椎茸の炒め物があるから今夜食べるつもりなのでやめて。

いや、よく見れば触覚が猫耳みたいで可愛いではありませんか、…いや、やっぱちょっと無理。

私は、ヒル、蛆虫、ミミズなどの粘膜が外側に出てる系はちょっと苦手かもしれない。

 

 

とはいえ、とにかく外に逃さなければならないので、タッパーと、うまくいうことを聞いてくれなかった場合のために割り箸を持って外へ出ると。もはや梅雨入りしているので雨。

このレタスは、農家さんがやっているお店で買ったものなので、その畑のあたりに逃がすのが一番いいと思い、徒歩10分くらいかけてそこまで行くつもりだったのだが、3歩くらい歩いた時点で、「つーか、この雨ならナメクジなんていたるとこにいるじゃないか。もうその辺に逃そう」という気持ちになった。

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さいなら。幸せに暮らせよ。

ちなみにナメクジの寿命は2〜3年らしい。意外に長い。

この後、しばらく、台所で水滴が動くのがナメクジに見えたり、椎茸の切れ端がナメクジに見えたりして何度か飛び上がりかけた。

自分で自分が情けない。

いや、ひとつはね、気持ち悪いって言うだけじゃなくて、知らない間に潰したり殺したりしたらすごく嫌なのよ。

 

だって死んだらもっと気持ち悪いじゃん。

 

やっぱり気持ち悪いものは気持ち悪いので、これからは虫をきもちわるーいきもちわるーいと必要以上に大騒ぎする女子を少し暖かかい目で見ようと思った。

 

そして機会があればそのうち克服する。ナメクジ。

 

最近見かけた他の虫。

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アワダチソウグンバイ

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こんな感じで耳垢のようにカサカサと群がっている。

これ、カメムシ目らしくて、こんな風に口針で葉っぱを吸っています。

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ちなみに、セイタカアワダチソウはかつてアレルギーの原因とされて忌み嫌われていたけど、あれはマスコミが早とちりして流したデマらしい。

本当に花粉症の原因になるのはブタクサらしいんだけど。

しかし、私、花のない状態の植物っていくら写真で見比べても違いがいまいちわからないので、この虫が群がってるのがセイタカアワダチソウなのかブタクサなのか見分けられないのだ。アワダチソウグンバイが群がってるということはアワダチソウなんじゃないかと思ったら、アワダチソウグンバイはブタクサも好きらしいのでよくわからない。

花が咲いてない限りは花粉症も出ないと思うのでまあいいや。

 

【蝶】【芋虫】TOEIC本番

TOEICが先週だったか先々週だったかもはやわかんないけど終わって、やっとゆっくりできるかと思ったら色々めんどくさいことが起こり、結局人生ってなんかめんどくさいことばっかりじゃないかと思ううちに、あれが終わり、これが終わり、ようやくゴールデンウィークまで漕ぎ着けたものの。

以前書いた保護猫捕獲計画(不動産屋さんが面倒を見ている近所の地域猫をうちで飼おうという計画)が延期になったり急遽前倒しになったり、また延期になったり、なんだかんだでうちにまだ猫が来ていないのは、その猫が非常に頭が良くて捕まらないからである。

 

もうなんか、ここまで頭が良いと脱走対策を本気で練らないとひとたまりもないのではないかという予感。

 

もう、体温を消してサーモグラフィーに感知されないようにして、檻の中にいないと思わせて、しかし実は潜んでおり様子を見に来た人間を惨殺、その後本当に脱走。

あるいは、仲間を囮にして銃で狙って近づいてきた人間を実は背後から狙っており、気づいた時には真横にいて「ちっクレバーガールだぜ」と、半ば諦めの境地で吐き捨てた言葉もろとも惨殺、されるのではないか、そのくらいの賢さである(最近ジュラシックパークを初期から全部見直している)。

 

今まで猫は実家でトータル11匹くらい飼っていたのだが、なぜだかほとんどオスばかりで、メスは2匹しか知らないので、もしかしてメスってとんでもなく勘が鋭くて頭が良いのではと、ちょっと怖くなってきたところだ。

 

とにかく、猫はまだ来ていない。

 

そんな感じなので、今回、TOEICの話を。

 

こんな時になんなんだけど、会社の福利厚生をどうしても使い切りたかったために、TOEICの日から2日ほど前乗りで福岡シティで泊まっておりました。

 

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定時で上がって電車に飛び乗るつもりが思わぬ残業に見舞われ、大慌てでトイレに行くタイミングをすっかり逃したまま福岡シティをダッシュ。頭の中「おしっこしたい」だけ。

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おしっこしたいけど、夜の交差点にモンシロチョウがいたのでとりあえず撮る。

とりあえずチェックインとトイレを済ませる頃には時短要請で飲食店は全部閉まっていたので、この日はコンビニでつまみ買って終わり。

 

そんな感じだったんで、次の日は早くから行動しなければこの日泊まった意味が全くなくなってしまうので早く起きようとしたら、張り切りすぎて4時に目が覚めてしまうも外はまだ真っ暗。昨日の感じだとなんとなく雰囲気が良くなかったので(人通り少なく、その辺のベンチで寝てるおじさんとかがいた)、まだ出ないほうがいいだろうとジリジリ待って

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5時に外出。しかし。ちょっと白みがかってから夜が明けるまでの早いこと。

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うーん、これでも充分綺麗だけど、もうちょっと明けていくところを見たかった。

 

海のない地域で育った我々は、どうしても海を見るとちょいと足だけでもつかってみようか、と思うものなのだが、大体良いことはなく、一瞬テンションは上がるものの、サンダルはざらざらになるわ寒いわ、サンダルが普通のサンダルなものだから下手すりゃバラバラになったり、もっと悪ければ足に怪我をするのである。

わかっててもやっぱり数秒足をつけてみないと気が済まないのだ。多分これからもずっと。

 

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海からの帰り道にいたチャスジセセリ。この時点でまだ6時半なので動きが鈍くて撮りやすい。

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それからてんとう虫の幼虫。

 

この後、ホテルで朝ごはん食べて二度寝して起きると、サンダルはバラバラになっていなかったが、昨日からサンダルで歩き回っていたために足の方がボロボロになっており、痛みを堪えながらコンビニで絆創膏を買って痛いところに全部貼ったら救命救急のような状態に。

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いや、結構履きやすいサンダルだったので大丈夫かと思ったのだが、やはりシティまで出てくるといつも田舎で車生活してる我々の想像以上に歩くのでスニーカーでないとダメだ、と、徒歩10分のショッピングモールにタクシーで乗り付け、あまりの痛さに頭がおかしくなり店員が勧めてきたスニーカー二足と、防水スプレーと、靴用洗剤を言われるがままに全部買い、なんとかことなきを得る(まだ痛いけど)。

そんなこんなで色々と買い物したり、飯を食ったりして寝て起きると、なんか知らないけど、TOEICというものを受けに行く時間になったので、ジャージのまま会場に行き、なんとなく受けて帰る。

 

いつもTOEICは会場に行くまでに結構な体力を使うから、ならば会場から近いホテルに泊まったらどうよ、というのが今回の趣旨だったのだが。

 

時間が逆にありすぎた。

 

まったく集中できなかった。

 

2日前の夜から会場の近くにいて、しかも、遊んでいたので。

だって海が近いんだよ。テンション上がってダメだ。

 

と、いう感じで受けたTOEICの結果が出るのは、5月の半ば頃。

ここに何も書かなければ、このやり方では満足いく結果が出なかったということです。

試験2日前からは遊んでいたけど、それまでは結構真面目に勉強していたので、どうだろうか、というところ。

 

【キマダラカメムシ】【ヒゲナガハナノミ】【ガガンボ?】最近の引きこもり生活

さて、またまた前回の更新からすっかり時間が経ってしまったのだけど、今月末に受けるTOEICの100回読みと30分勉強法をやっていたので、いつまで経ってもブログ更新までたどり着けなかったのである。

100回読みというのは前回書いた通り、TOEIC公式問題集を100回音読するという訓練法で、30分勉強法というのは、最近考えついたのだが、休みの日などまとまって時間が取れるときにTOEICの勉強ばっかりしていると、結局だらけてしまい正味大して進んでない上、他のことはやらないから、日曜の夜、気がつくと部屋の中がめっちゃくちゃ、という地獄を回避するために、タイマーをかけて30分ごとに、勉強→家事・雑事→勉強→家事・雑事を延々と繰り返す、という方法で、そりゃあ、もう、有意義な1日が過ごせる上、換気扇の掃除までして部屋はピカピカ。

しかし。

休んだ気はしない。

 

今月末、ある程度点数出せればこんな生活も終わりだから。この戦争が終わったら、カフェ行くんだ。

 

そう、カフェも全然行けてなくて、代わりに最近はもっぱら休日の朝食を豪華絢爛にすることに命をかけている。

 

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暇やんけ。という話はともかく。

平日は毎日車の中でおにぎり食べて朝食を済ますので、休みの日にゆっくり朝食を食べるのは絶対に欠かしたくないのだ。

 

ところで、フレンチトーストって、一時期すごくハマって色々試して、あれ、前日から卵液に浸しておく、という方法が今や王道、のようになっているかと思うのだが、結局。

パンがいかに卵液を吸うか、ということで、極めれば極めるほど、それはフレンチトーストではなく、卵焼きかプリンに近づいていくだけじゃね?という結論に達したため、私は認めていない。

あと、割った卵を生で放置する、というのが、これは「ダメ、絶対」なのでは、という恐怖が頭から離れず、おそらく、冷蔵庫に入れてそのあと火を通してるから大丈夫なんだと思うけど(そうでなければ今頃、フレンチトーストでお腹を壊す人、最悪死ぬ人が続出してるはずなのだけどそういう話は聞かないので)、やっぱりなんか怖いので、私は焼く前に卵液とパンを耐熱容器に入れてレンジで片面30秒くらいずつ加熱して卵液を吸わせるという方法で作っている。

 

まあ、いいんだけど。そんな話は。

 

ちょっと虫の話をということで、先週見つけたなんかトナカイみたいなかわいい虫。

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ヒゲナガハナノミ。

 

 

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交尾するガガンボ(みたいなやつ)

 

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洗濯物を干してたらベランダに飛び込んできた今年初のキマダラカメムシ。(そろそろ洗濯物取り込むとき、みんな気をつけようね)

 

こんな部屋にこもりきりであんまり外に出ないのにこれだけいるということは、ゆっくり真剣に探せばもっといるぜこんちくしょう。

なんでこんな気候のいい季節にTOEICなんて受けることにしたんだ、と思うけど、コロナの関係でずっと抽選になってたから未来ある若者に遠慮してずっと受けてなかったんだよ。

そして、真夏になるとそれはそれで会場まで行くのが命がけになるので。

(TOEICは一応、自分の希望の県内の会場になるが、2週間前くらいまで会場がわからず、結構辺鄙な場所になってしまうことも多々)

【ナナフシ】【いもむし 】TOEICとか、引越し後の混乱する日々とか

先月、いきなり巣を襲撃された蟻のように慌てふためいて引越しをしたというのに、まだ猫は来ていない。

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色々、猫が来るために準備だったり、捕獲の日取りを調整したりしてて(地域猫を保護するつもりなので、お世話をしてる方と日取りを合わせないといけない)、おそらく今月半ばくらいに来る。はず。多分。

 

今月末にTOEICも受けることにして、また地獄の100回読みを始めたためにさらに忙しくなった。

以前、この方法で200点アップしたので、なんの捻りもなくまた同じことをすることにしたのだ。

ざっくり言うとTOEICの公式問題集(特にリスニングのPart3,4)を、ひたすらに100回ずつ朗読するという方法なのだが、もうこれが、その、100回という数字を聞いただけで気が遠くなるんだけど、実際やってみると気が遠くなるほどの騒ぎではなく。

まず、一番最初に始めた頃は、英語を発音することに慣れてないので、3日くらいで口内炎がいっぱいできた。

それでもしつこくやっていると、どうやら口内炎ができないように発音することはできるようになるのだが、30分もひたすら朗読していると、段々、頭がボーッとしてきて、読んでる英文にまったく関係ない「生きる意味とは…」「人は生まれながらにして罪なのか…」とか、

何故か幼稚園の時にニワトリに襲われたことなど思い出し、「あの時、周りの友達は、みんな私を置いて逃げて行ったんだよな。なのに、先生がニワトリを追い払って安全になってから、大丈夫〜?って、さも心配そうに近づいてきたんだ。思えばあれが私が偽善とか、他人は信用できないということを初めて学んだ瞬間だった。しかし、なんであの時ニワトリは一斉に私に襲いかかったのか。」などと、どんどんわけのわからない方に思考が進んでいき、しまいには酸欠状態になり、脳からドーパミンだかが出てきて気持ち良くなってきて、ハイになって、もう私英語めっちゃ喋れるやん、アメリカ人並じゃん、という錯覚と幻影に襲われ、実際模試をやってみると現実に打ちのめされる、

という、一連の感情の混乱を、ひたすら繰り返す、という、地獄のような100回読みなのだ。

でも一定の成果は絶対にある。

ただ、一番効率的かと言われると、英語を学ぶ、という目的としては、そんなでもない。TOEICで点数を出す、というそれだけの目的のためなら、まあ、かなり有効な方法ではあると思う。

なので、とっとと、集中的にやって点数出して後は英会話とか映画を観たりとか好きなことをやって勉強するのが一番良い。

 

でも、果たして、この方法が何点くらいまで有効なのかな、と思って調べたら、やはり800点以上になると、この100回読みを問題集3冊分(模試6回分)、更に、リスニングを倍速で聴く、ということとかやらないといけない領域に入ってくるようで、

つまり、スポ根漫画で、壮絶な訓練を積んだ後に相手の球が止まって見える、ボクシング漫画では相手の拳がスローモーションに見える、もっと具体的に言うなれば、悟空が宇宙船の中で重力を何十倍とかにして修行していたため、ナメック星に着く頃には自分で投げた石を自分でキャッチ出来るようになっていた、もっと前に遡るなら亀仙人の指導の元、重い亀の甲羅を背負って修行を積んだ後に、甲羅を降ろして戦いのフィールドに臨むと体が凄まじく軽く、今までの何倍も素早く動けるようになっていた、という、そういう境地に達する必要があるわけで、

倍速のリスニングを散々聞いた後、本番に臨み定速のリスニング問題を聞くと、ナレーターたちが愚鈍な薄らバカのように感じられ「わかる…わかるぞ、うひゃひゃひゃひゃひゃうひゃひゃひゃうひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ

ひゃひゃひゃひゃひゃvひゃ

ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっほーいい」という境地になる、という算段である。

 

とこまで行くのに、今回、時間が足りるかは知らん。

 

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今週は有意義に過ごそうと思って、土曜日は、まず朝8時に起きてちゃんとした朝食を食べた。

右のはコストコのマフィン。私はずっとこれを買いたかったんだけど、8個くらい入っていて賞味期限2日とかなので、とても食べ切れないので買えてなかったら、冷凍しとけばいいじゃん、と人から言われ、目から鱗が落ち、ついにこれを買ったのだが、思ったより美味しくなく、今はとても後悔している。

冷凍庫にあと、5個くらいある。

 

それで朝から2時間ばかり地獄の100回読みをし、部屋の掃除をし、洗濯をし、布団を干し、昼寝をし(これも有意義に過ごす上で欠かせない項目)、午後からまた100回読みをし、そのあと、近くの公園へ森林浴へ。

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なんて有意義な土曜日。

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なんかナナフシを発見。

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何かわからないけど、蛾の幼虫。この木の肌、埋没毛みたいでとても気持ちが悪い。

埋没毛といえば、そろそろムダ毛処理をする時期になってきたのだが、もう、なんか、めんどくささが極まって。

ふと、剃るんじゃなくて抜いたらどうかな、と思い脱毛テープですね毛を抜いたら、想像を遥かに凌駕するえげつない痛さだったので、これを中止し、

今、右脚だけ毛がない状態。

 

実際、昔、脱毛テープは試したことがあって、その時も痛みに絶望して挫折したのだが、もう年取って毛も細くなってるだろうし、そんなに痛くないのでは、と淡い期待を抱いていたのだが、まだまだすね毛は元気なようである。

 

それでもう一つの悩みはうなじの毛なんだけど、去年の秋に適当に剃っていたところ、うっかり剃ってはいけないところまで剃ってしまい、「ものすごく頻繁に剃らないとなんかヘンになる」、ということになってしまったので、私はこれをどうにか育てて一群の髪の束に加えようと、冬の間髪を結ばず匿っていたのだが、先日、見たところ、当たり前と言えば当たり前に、7センチばかりしか伸びておらず、うなじからナマズ髭が生えているような状態になっており(しかも左だけ)、もう、なんなの、左の脛だけボーボーで左のうなじからナマズ髭って、そういう妖怪か。

心を鬼にしてナマズ髭を剃り落とした。

これ、髪を結ばなくていい秋〜冬にかけて伸ばしてもダメだったってことは、夏場も髪を結ばないか、ナマズ髭を気にせず髪を結ぶか、もしくは都度都度スプレーかピンでガチガチに固めてアップするか、どこかでその3択のうちのどれかを選ばなければ、一生頻繁にうなじを剃り続けなければいけない、と、そういうことなんだ。詰んだ。

 

【カミナリハムシ】【しゃくとりむし】【ヨコヅナサシガメ】桜と安部公房

引越しは終わったものの、荷解きとか引越し準備の間にできなかった諸々のこととか、猫を迎える準備とか、ついでに来月TOEICを受けることにしたので(コロナの影響でいまだに抽選らしいけど、どうやらその抽選に受かった模様)、その勉強もせねばならず、ものすごく忙しくなってしまい、そうこうしている間にいきなり桜が咲きはじめ、ああ、カメラとか、もう1ヶ月くらい触ってない、散ってしまう。もう桜が。今年は。ダメか。このまま散るのか。

 

と、思いながら通勤すること1週間程。

 

土曜日に引越しで出たゴミを3往復くらいして運んだ後、本当はもう一回寝たかったのだが、行くなら今しかない、と思い、滑り込みで桜を見に行った。

 

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桜の写真って、誰が撮っても美しいけど、それだけに、あなたは1年後、桜の写真を並べられてどれが自分の写真かわかりますか?

 

私は多分わかる。

 

なぜなら虫を入れるから。

 

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しゃくとりむし 。

 

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カミナリハムシの一種(種類が多すぎてさすがにわからん)

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桜の花粉(?)が背中についている。

 

みんな桜に夢中になっているが、実は虫がたくさんいるので、しかも、刺す虫もいるので、気をつけたほうがいい。

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うっかり木の幹に手を置いたらサシガメに刺されるぞ。ものすごく痛いぞ(刺されたことないけど)。

 

話は変わるけど、引越してから風呂が広くなった。

元々、真夏以外は、湯船の中で読書をする習慣があるのだが、広くなった上、プロパンから都市ガスに変わったので、ガス代の心配もあまりしなくて良くなったため、心置きなく風呂での読書を楽しめるようになった。

クズのチャールズ・ブコウスキーを一通り読み直したため、最近、安部公房の再読に取り掛かったのだが。

やっぱり、改めて、この人は一体なんなんだろうと思った。

 

例えば、これね。

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もうさっぱりわからん。

あくまで私の予想。なのですけど。

安部公房かいわれ大根がすごく好き、あるいは一時的にものすごくハマっていて、奥さんか愛人から「そんなにかいわれ大根ばっかり食べてたら、スネからかいわれ大根が生えてくるんじゃないのうふふふふ」「それいいね書こう」くらいのテンションで書いたんじゃないの。

 

しかも、この男、このかいわれ男は、ベッドに括り付けられたまま硫黄温泉に送られるのだが(なんでって言われても、なんででも)、その途中、点滴が空になって栄養が足りなくなってしまい、ついに(というか割と簡単に)、自分の脛に生えているかいわれ大根をむしって食べる、という生命維持方法を実行する。

 

そこまではまだいいのだが、「かいわれ大根をそのまま食べても美味しくないなあ、なんか塩気がほしいなあ」、ってことで、自分の腕や脇腹の汗を拭ってそれを舐めつつ、かいわれ大根を食べるのだ。

その描写がなぜか妙にくどい。もうその話、わかったからいいよ、っていうくらいくどい。

旅の途中でピンチに落ち入り、滝汗をかいてしまっても心のどこかで「まあ、でもこの汗で後でかいわれ大根食えるな」、とか思っているのだ、この男は。

 

なにが言いたいのか。

生きることはそれくらい泥臭く汗臭いこと、という話なのか。

 

この他にも、毎日数時間砂かきをしないと砂に覆われて死んでしまう集落に住んでいる女を描いた「砂の女」、大きな箱を上半身にかぶって辺りをうろつく「箱男」、家に突然、自称火星人の狂人が訪ねてくる「人間そっくり」、男がある日突然棒になって屋上から落ちていく「棒になった男」など、もう、悪ふざけと文学の違いってなによ、という奇妙な作品が多々あるのだが、もう、なにが言いたいのかっていうと、

 

安部公房最高。

 

なんだよ、なんでお父さんが急に棒になるんだよ。意味がわからないよ。

最高だよ。

 

と、思って、かつて色々と買い漁ったのだが、難解すぎてもはや私には理解不能で読めなかったものも何冊かあった。

 

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↑どれがどれだか、読んだのか読んでないのかわからなくなるので、「試みたけど、ダメだったんだよ」という過去の自分からのメッセージを本を開くたびに受信できるように挟んである。

いや、いつか読むんだ。いつか。